注文住宅には定期メンテナンスを行いやすいように設計されているメリットがあります。定期メンテナンスを行いやすい設計とは、保守点検を実際に行なう作業員の立場に立って設計されていることを意味しています。具体的には、床下への出入り口としても機能するように床下収納を設計したり、床下の高さを作業員が行動できるように設計してあることが挙げられます。意外な盲点となりやすいのが、屋根裏です。
屋根裏には空間がありますが、自由に出入りできるように設計されていることが少ないです。注文住宅では、天井裏となる屋根裏空間にも、保守点検のために作業員が入りやすいように設計してあります。保守点検の出入り口は、ベランダの屋根に施工されることが多いです。屋根裏にロフトを設計してあれば、住宅の内部から屋根裏への通用口を設計することも可能になります。
屋根裏を保守点検できると、雨漏り対策にも効果的です。雨漏りと言っても、室内に水滴が落ちてくるだけではなく、建物の内部に雨が浸透してくるケースもあります。室内に一滴も水滴が落ちなくても、屋根裏では雨漏りしていることがあります。天井に施工してある天板や、壁紙の貼り付けで水滴が室内に落下するのを防いでいるからです。
言い換えれば、室内に水滴が落ちてくるのは最終局面です。注文住宅で屋根裏にも点検に入りやすい設計にしておけば、雨漏りが発生しても早期発見が可能になり、室内に被害が現れる前に対処できるようになります。注文住宅のことならこちら