これまでアパートやマンションでの生活を送ってきた方が、注文住宅を建てることになった場合、集合住宅とは異なり敷地内を自由自在に使えることにメリットを感じることは普通のことです。集合住宅ではバルコニーを利用してミニ家庭菜園を行ってきた方でも、戸建て住宅であれば十分な面積を家庭菜園のスペースにすることもでき、注文住宅であれば最初の設計で家庭菜園やガーデニングができるスペースを作り出すことも簡単に行えます。ところが完成後に生活を送っていく中で注意が必要になることはあり、エクステリアは確かに自分の敷地内であれば自由に使うことができますが、記念となる植樹を設けるような際にも後のことを十分に考えた位置に植える必要性があります。この理由は樹木による違いはありますが、樹木の部分は敷地内に収まっていても地中で根が太くなり、いつしか隣接する住宅の敷地内に地中から入り込んでしまい、最悪な事例では基礎を破壊してしまう可能性もあります。
他には家庭菜園を行っているスペースには何ら問題がなくても、住宅の逆側のスペースは狭くて放置している場合、後に雑草が生えてしまい除草剤を撒く方もいますが、この行動は慎重に行うことが必須になります。除草剤は地中にまで浸透し、雑草を生えることを無くせる効果が高いのですが、隣接する住宅側で塀を境界として同じように家庭菜園やガーデニングを行っている場合、撒いてしまった除草剤によって隣家まで枯らしてしまう可能性は高いので、注文住宅であっても近隣への配慮を徹底することは必要です。